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【超朗報】絶対権力者(妻)から賜った「奇跡のボランティア免除」!喜び勇んでS2000を走らせた結果、自分の写真センスに絶望した話

立体駐車場のパレットに収まる黄色いホンダ・S2000のフロントビュー

あの瞬間、俺は「釈放」を言い渡された囚人のような心境だった。

当初の予定では、俺は埃っぽい小学校の体育館で、逃げ惑うガキ共……失礼、元気いっぱいの子供たちを相手に、腰をパキパキいわせながらパイプ椅子を並べるはずだったのだ。それが、我が家の絶対権力者(妻)から朝食の目玉焼きを食べながら放たれた、たった一言で世界が変わった。

「あ、今日の手伝い、私一人で大丈夫そうだから。パパは行かなくていいよ」

……耳を疑った。

あまりの衝撃に、俺は手に持っていた箸を落としそうになった。おいおい、マジかよ。これは神の啓示か? それとも、後でとんでもない高額なバックでも買わされる前振りのトラップか?

だが、彼女の目は本気(マジ)だった。この「絶対権力者からの特赦」を逃す手はない。

俺の脳内コンピューターは、光速で本日の「自由行動シミュレーション」を開始。コンマ2秒後には、体育館で子供会の資料を配る自分の姿をデリートし、矢作ダムのワインディングを駆け抜けるS2000の残像を網膜に焼き付けていた。

「え、あ、そう? 悪いね、じゃあ……ちょっと様子見てくるわ(何のを?)」

そう口にする俺の足は、すでに玄関の靴を捉えていた。背後で「あ、帰りに納豆買ってきてね」という追撃が聞こえたような気もしたが、今の俺にはVTECの咆哮以外はノイズに過ぎない。

澄み渡る青空

見てくれ、このどこまでも突き抜けるような「自由のブルー」を。
もはや一刻の猶予もない。俺の魂は、すでに立体駐車場の地下深くで眠る「黄色い相棒」へと飛んでいた。

■ 眠れる獅子(S2000)、地上に降臨

立体駐車場から出庫されるS2000

わずか一週間ぶりの再会。だが、この狭いパレットの上で出庫を待つ時間は、まるで永遠のようにも感じられる。
重厚な機械音とともに地上に姿を現したS2000。その鮮やかなイエローが目に飛び込んできた瞬間、俺の脳内麻薬はドバドバだ。VTECの咆哮を聞く前から、俺のテンションはすでにレッドゾーンへと突入していた。

目的地はいつもの「矢作ダム」周辺。
時間は限られている。本当なら遠出した先でコーヒーを優雅にすすりたい。だが、そんな時間はもはやない。「俺が、俺の意志で、S2000を走らせている」。その事実だけで、俺のQOLは爆上がりなのだ。

この記事を書いた人

製薬会社で論理(ロジカル)を武器に生き残る中年サラリーマン。だが、一歩会社を出れば、絶滅危惧種のオープン2シーター「S2000」を愛でるただの変態である。

20年以上の付き合いになる相棒の維持費に悲鳴を上げ、三井ダイレクトには門前払いされ、夏は家族から「走るサウナ」と罵られる日々。それでもVTECが弾ける瞬間、すべての苦労は「至高の悦び」へと昇華するのだ。

このブログでは、そんな「愛」と「工夫」で名車と心中する男のリアルな軌跡を、嘘偽りなく書き綴る。

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