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【悲劇】S2000、梅雨の地下で幽閉生活。そして俺は「妻」という名の最終防衛ラインと戦う

梅雨だ。梅雨入りしてからというもの、俺の愛車・S2000は立派な屋根付き地下駐車場で、ただ静かに時を過ごしている。

前回、あのスーパー7の怪物と遭遇して以来、俺のS2000は一度もその美しき姿を太陽の下に晒していない。「オープン変態おじさん」こと俺にとって、屋根を開けられないS2000など、ただの鉄の塊に過ぎないのだ。……いや、言い過ぎた。ただの「走るポテンシャルを秘めた最高の鉄の塊」だ。

だが、空が泣き止まない以上、俺にできることはただ一つ。来るべき「梅雨明け」に向けた戦闘準備である。

Amazonセールという名の「戦場」

そろそろAmazonのセールが始まる。車のメンテナンスにはケミカル系の消耗品が不可欠だ。俺は血眼になってリストをチェックし、ポチる準備を整えている。

……だが、ここからが真の「戦い」だ。

我が家には、妻と共同のAmazonアカウントが存在する。つまり、何をポチろうが、すべては妻の監視下にあるということだ。

「また車の部品? あんた、この前も買ったばかりじゃない!」

そんな声が聞こえてくる未来しか見えない。高額ではない、せいぜい数千円のケミカルだ。しかし、奴ら(妻)にとって車の消耗品など、すべて「無駄遣い」という名のゴミと同義なのだ。

涙ぐましい「極秘回収ミッション」

俺は戦う。家族円満という平和を維持しつつ、愛車のコンディションを保つために。

セールが始まったら、俺は呼吸をするようにAmazonで消耗品をポチる。そして、奴(妻)が履歴を見る前に、配送先を「自宅マンションの宅配ボックス」に指定する。

配送完了通知が届くや否や、俺は全速力で宅配ボックスへ駆け込む。誰に見られることもなく、即座に荷物を回収し、自室の奥底へと隠蔽する。……なんという涙ぐましい努力。なんという悲しい男の性(さが)か。

だが、やらねばならん。

来週には梅雨が明ける。スーパーフォーミュラやスーパーGT……、今年はS2000でレース観戦に乗り込むと心に決めているのだ。そのためには、愛車の完璧なコンディションと、家庭の完全な平和が必要不可欠なのだよ!

さあ、セールまであと少し。俺の「極秘調達ミッション」は、成功させねばならない。

読者の諸君、お前たちも家庭の平和を守りつつ、愛車を愛でているか? もし同様の潜入工作員がいれば、ぜひコメントで極意を教えてくれ。俺は今から、妻の機嫌を見極める偵察任務に入るとするぜ……。

この記事を書いた人

製薬会社で論理(ロジカル)を武器に生き残る中年サラリーマン。だが、一歩会社を出れば、絶滅危惧種のオープン2シーター「S2000」を愛でるただの変態である。

20年以上の付き合いになる相棒の維持費に悲鳴を上げ、三井ダイレクトには門前払いされ、夏は家族から「走るサウナ」と罵られる日々。それでもVTECが弾ける瞬間、すべての苦労は「至高の悦び」へと昇華するのだ。

このブログでは、そんな「愛」と「工夫」で名車と心中する男のリアルな軌跡を、嘘偽りなく書き綴る。

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