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【S2000】曇天の矢作ダムへ!超軽量スーパー7に追いかけられて分かったコーナリングの次元の差

男には、何が何でも走らねばならない時がある。たとえ空がどんよりと曇っていようが、自由時間が午前中しか残されていなければ、迷わずキーを捻(ひね)る。それがオープン乗りという人種の、潔きサガなのだ。

というわけで、今回はストレス発散のためにS2000を召喚し、いつもの豊田市の山奥へと向かったドライブの記録をお届けしたい。最初からクライマックス級の出会いが待っていたぞ!

■ 曇天? そんなものは関係ない

当日の空模様は、この通り見事なまでの曇天である。普通なら「今日はやめとくか……」とコタツに潜り込むレベルのパッとしない天気だが、俺の心はすでに戦闘モード。午前中の限られた時間でどれだけリフレッシュできるか、タイムアタックの始まりだ。

まずは何はともあれ、いつものガソリンスタンドで相棒にハイオクをたらふく食わせる。

燃料満タン、空気圧よし。ここから一気に、緑深きワインディングロードへと突入だ。道中、休憩がてら相棒の美しいイエローボディをパシャリ。曇り空だからこそ、この黄色が山肌にバチバチに映える。うむ、やはり俺の車は最高にカッコいいな。

■ 矢作ダムで遭遇した「本物の怪物」

今回の目的地の折り返し地点、矢作ダム休憩所に到着。そこで、とんでもないマシンと遭遇してしまった。

そう、ロータス・スーパー7である!

オーナーさんはこのマシンに10年ほど乗られているそうで、お話を伺うと、そこかしこに凄まじいこだわりが凝縮された、まさに「至高の1台」であった。

まじまじと間近で拝見したのは人生で初めてだがびっくり仰天な内容ばかりだ。一般的にはルパン三世が乗ってるような車といえば通じるだろうか。

フロントガラスはない・・・燃料ポンプカットのスイッチがあるわ・・・屋根はそもそも積んでいないわ・・・だがそれでもレッカーは一度もないというから驚きだ。

ここで、車好きのために、我がホンダ・S2000とこのスーパー7のスペックを論理的に比較してみよう。

  • 車重: S2000が約1250kgなのに対し、スーパー7はなんと約600kg。半分以下、いや軽自動車すら凌駕する圧倒的な軽さだ。
  • パワー: S2000のVTEC(F20C)が250馬力を誇るのに対し、このスーパー7は約160馬力とのこと。

数値だけ見ればパワーはS2000の勝ちだが、パワーウエイトレシオを計算すると絶望する。実はこの休憩所にたどり着くまでの道中、こちらのスーパー7に後ろからピッタリと追いかけられていたのだが……

マジでコーナリング速度が半端じゃないのだ。

バックミラーに映るその姿は、まるで地を這うゴーカート。限界領域が違いすぎる。S2000もピュアスポーツを名乗ってはいるが、あちらは「屋根とフロントガラスがたまたま付いているだけのレーシングカー」である。格が違った。最高の刺激をくれたオーナーさん、本当にありがとうございました!

■ 帰りにオープンカーの洗礼

いつものようにドライブの様子は動画でバッチリ回している。編集には少々時間をいただくが、近いうちにYouTubeへアップしておくので、暇で死にそうな人はぜひチェックしてみてくれ。

談笑を終え、大満足で帰路についたのだが、ここで山の天気が牙を剥いた。

なんと、ポツポツとが降ってきたのだ。

ボンネットに綺麗な水滴が弾いている……などと感動している場合ではない! こちらは屋根を開け放ったオープンカーである。一歩間違えれば、車内が「高級露天風呂(ただし冷水)」と化して、完全浸水するところだった。

幸いにも、雨脚が強くなる前にソッコーで電動ルーフを閉めることに成功。セーフ! 実に危なかった。これもまた、オープンカー乗りの醍醐味(だいごみ)というやつなのだ。

限られた時間ではあったが、最高の出会いとスリリングな空模様のおかげで、日頃のストレスは綺麗さっぱり大気中に霧散した。やっぱり、S2000で走る山道は、俺にとっての最強のパワースポットだ。

この記事を書いた人

製薬会社で論理(ロジカル)を武器に生き残る中年サラリーマン。だが、一歩会社を出れば、絶滅危惧種のオープン2シーター「S2000」を愛でるただの変態である。

20年以上の付き合いになる相棒の維持費に悲鳴を上げ、三井ダイレクトには門前払いされ、夏は家族から「走るサウナ」と罵られる日々。それでもVTECが弾ける瞬間、すべての苦労は「至高の悦び」へと昇華するのだ。

このブログでは、そんな「愛」と「工夫」で名車と心中する男のリアルな軌跡を、嘘偽りなく書き綴る。

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