その中で特に熱く語られたのが、伝説のモデル「ポルシェ 911(993型)」だ。
写真の個体(993型)を見ても分かる通り、ド迫力のリアウイングとワイドなリヤフェンダーから漂う存在感は圧倒的だ。なぜこのモデルが今なお世界中の車好きを魅了してやまないのか。教えてもらった知識をもとに、993型の真価を紐解いていく。
と言ってもネットで調べてきた内容なのでいつも通り間違いがあるかもしれん。参考程度に頼む。
このオーナーも言っていたがポルシェは同じモデルでも製造年によって細かな変更があり全容を把握している人は少ないらしい。今回ポルシェについて調べて改めてポルシェというメーカーの格を思い知った。
「最後の空冷ポルシェ」という歴史的価値
ポルシェ993型は、1993年から1998年まで生産された第4世代の911だ。
最大の特徴は、何と言っても「ポルシェ最後の空冷水平対向エンジン搭載モデル」であること。1948年の創業以来、半世紀にわたり受け継がれてきた空冷エンジンは、排ガス規制や冷却性能の限界により、次世代の996型から水冷エンジンへと移行した。
つまり、993型はポルシェが長年磨き上げた空冷技術の集大成であり、ひとつの時代の完結を意味する特別な存在なのだ。
このオーナーは鈴鹿サーキットをメインに走っているらしく車内にはサーキット用のヘルメット常備だった。20年ほど前に500万ほどで購入したらしいが、現在の価格はもっと跳ね上がっているらしい。
なんかS2000と似ているな・・・

993型が「空冷の完成形」と称される3つの理由
それ以前の964型から、993型へ至る進化はまさに劇的だった。大先輩方が口を揃えて称賛していたポイントは以下の3点だ。
1. リアサスペンションの「マルチリンク化」
それまでの911はRR(リアエンジン・リアドライブ)特有のシビアな限界挙動があり、限界域での操縦には相応の技術が求められていた。しかし993型では、リアサスペンションにマルチリンク式(LSAアクスル)を採用。 これにより接地性と安定性が飛躍的に向上し、誰が乗っても素直で扱いやすいハンドリングを手に入れた。この足回りの基本構造は、現行の992型に至るまで脈々と受け継がれている。
サーキットでもコーナー立ち上がりが他車種に比べ圧倒的に優位なのはRRだけでなくこの足回りも影響していることは想像に容易い。
2. アナログ感と洗練されたGT性能の両立
フロントフェンダー位置を下げ、ヘッドライトを傾斜させたスラントデザインへ変更。クラシックな雰囲気を残しつつも、エアロダイナミクスを考慮した現代的なスタイリングへと進化を果たした。 ボディ剛性も一段と高められ、高速クルージング時の安定感や車内の静粛性も大幅に向上している。
このオーナーの車体は外装こそクリアが剥げてボロに見えるがしっかりと手を入れてあり走行には問題ないそうだ。
3. 官能的な空冷フラットシックスのサウンド
水冷エンジンでは味わえない、空冷ならではのメカニカルで乾いたエンジンサウンドは健在だ。回転を上げるほどに「シャーン!」と力強く回っていくフィーリングと、アクセル操作に対するリニアな反応は、まさに機械を操っている実感に溢れている。
意外にパワーは控えめで270psほどらしいが、もうこの外見だけでごはんが10杯はお代わりできる。迫力あるエンジン音は生で聞いたものでしか味わえない醍醐味だ。

車種は違えどに通じる「走る歓び」
アナログなダイレクト感を残しつつ、現代的な信頼性と扱いやすさを完璧なバランスで融合させた993型。まさに「空冷ポルシェの究極系」と呼ばれるに相応しい一台だ。
愛車のメカニカルなフィーリングを愛し、ワインディングを気持ちよく駆け抜ける楽しさは、メーカーや車種が違っても根本は同じなのだと改めて痛感させられた。
20年以上の愛と経験が詰まった話を聞けたことは、車好きとして最高の財産になった。素晴らしい知見を授けてくれた大先輩方に感謝したい。



コメント