どうも、Logical Drive Labの管理人ブリしゃぶです。
10月9日から11日までの3日間、俺は愛車のS2000で富士スピードウェイへやってきた。
目的はもちろん、スーパーフォーミュラの観戦である。
そして本日は、いよいよ最終日。
前日に師匠から「ゆっくり山中湖でもぐるっと回ってきたら?」というありがたいお言葉をいただいたので、今回はその助言に従ってみることにした。
サーキットに行く前に、まずは山中湖を一周。
愛車で景色を楽しみ、富士山を眺め、最後はサーキットで爆音を浴びる。
最高じゃないか。
こんな休日を過ごせるなんて、俺は幸せ者である。
山中湖を一周! 富士山とS2000という最高の組み合わせ
ホテルを出発し、まずは山中湖へ向かう。
山中湖をぐるっと一周するのにかかった時間は、およそ1時間ほど。
道中にはクルマを停められる場所もあり、せっかくなので駐車場にS2000を停めて写真を撮ることにした。
目の前には富士山。
そして、その手前には俺のS2000。
いや、最高じゃないか。
富士山という圧倒的な存在感を放つ景色に、自分の愛車が加わる。
それだけで十分すぎるほど満足できる。

クルマ好きというのは、なかなか単純な生き物だ。
好きなクルマがあって、気持ちよく走れる道があって、景色がよければ、それだけで幸せになれてしまう。
もちろん、そこにガソリン代や高速代、宿泊費といった現実的な問題が付いて回るのだが、今は考えないことにする。
考えたら負けだ。
せっかくの休日なのだから、こういう時間を大切にしたい。
ちなみに、山中湖を一周したからといって、何か劇的なイベントが起きたわけではない。
絶景を眺め、写真を撮り、湖畔を走る。
基本的にはそれだけだ。
だが、それでいい。
むしろ、こういう何でもない時間を楽しむために、わざわざS2000で遠出しているのではないだろうか。
……と、ちょっと格好いいことを言ってみる。
実際のところは、好きなクルマに乗って好きな場所へ行きたいだけのおっさんである。
何も間違っていない。
山中湖を一周して、富士山を眺めて、愛車の写真を撮る。
これだけでも十分に満足できた。
そして、いよいよ本日のメインイベントである富士スピードウェイへ向かうことにした。
いざ富士スピードウェイへ! 最終日は前日よりも人が多い
山中湖を一周し、景色を満喫したところで、富士スピードウェイへ向かう。
本日のメインイベントは、スーパーフォーミュラ第10戦。
前日の第9戦も十分に楽しめたのだが、最終日となる今日は明らかに人が多い。
やはり最終日ということもあってか、会場には多くの観客が集まっていた。

サーキットに到着すると、自然とテンションが上がってくる。
昨日も来た場所なのに、またワクワクしてしまうのだから不思議なものだ。
そして、ここから先のレース結果については今回も省略させていただく。
結果が気になる方は、ぜひ公式情報などで確認してほしい。
俺が伝えたいのは、順位やタイムだけでは語り尽くせない、現地でレースを観戦する楽しさについてだ。
やっぱりレースは現地で観るに限る! テレビでは味わえない迫力がある
スーパーフォーミュラを現地で観戦して、改めて思う。
クルマ好きなら、一度はサーキットへ足を運んでみてほしい。
テレビでレースを観るのも、もちろん楽しい。
映像は見やすいし、マシンの順位や状況も把握しやすい。実況や解説があれば、レースの展開も理解しやすいだろう。
しかし、現地には現地でしか味わえないものがある。
まず、音だ。
マシンが目の前を駆け抜けていくときの音は、テレビ越しに聞くものとはまるで違う。
空気を震わせるような迫力があり、遠くからエンジン音が近づいてくるだけでも気分が高まる。
そして、目の前を一瞬で通り過ぎていくマシンの速さ。
映像では伝わりにくいスピード感や、サーキット全体を包む独特の雰囲気。
これらは、実際にその場に立ってみないとなかなか分からないものだ。
さらに、好きなマシンが走る姿を自分の目で見られるというのも大きい。
クルマが好きで、エンジン音が好きで、走る姿を見るのが好き。
そんな人にとって、サーキットはまさに楽園と言ってもいいだろう。
もちろん、入場料も交通費もかかる。
遠方から行くとなれば、宿泊費だって必要になる。
俺の場合はS2000での遠征なので、ガソリン代や高速代も当然かかっている。
冷静に考えれば、決して安い趣味ではない。
だが、それでも行く価値はあると思う。
少なくとも俺は、今回の3日間でそう感じた。
好きなクルマで遠出して、富士山を眺め、サーキットでレースを観戦する。
こんな経験ができるなんて、俺は幸せ者だ。
……本当に、幸せ者だと思う。
そう、このときまでは。
妻からLINEが届く。楽園から現実へ強制送還
レース観戦を楽しみながら、しみじみと幸せをかみしめていた俺。
S2000でここまで来て、富士山を眺め、スーパーフォーミュラを観戦する。
最高の休日ではないか。
できることなら、もう少しこの時間を楽しんでいたい。
そんなことを考えていたところ、俺の携帯にLINEの通知が届いた。
送り主は妻。
内容は……
「いつ帰ってくるんだ?」
……。
…………。
………………。
さっきまで富士山とサーキットに囲まれ、人生の幸福度が限界突破していた俺。
しかし、スマートフォンの画面に表示されたその一言で、あっという間に日常へ引き戻された。
なんという破壊力だろうか。
スーパーフォーミュラのマシンが何台並んでいようとも、このLINEの前では無力である。
いや、妻に悪気があるのかどうかは分からない。
単純に帰宅時間を確認したかっただけかもしれない。
だが、こちらとしては一気に背筋が伸びる思いである。
そして、俺は決意した。
決勝が終わった瞬間、誰よりも早く帰路につこう。
レースの余韻?
そんなものは帰り道でかみしめればいい。
余韻に浸りすぎて帰宅が遅くなり、家庭内の空気が重くなったら、それこそ本末転倒である。
俺は家族を愛している。
だからこそ、ここは迅速な判断が必要だ。
というわけで、決勝が終了するや否や、俺は速やかに帰路につくことにした。
もちろん、忘れてはいけないものがある。
そう、お土産だ。
楽しい時間を過ごした者には、帰宅後の平和を守るための外交努力も必要なのである。
俺は帰りのお土産を忘れずに用意した。(妻はお菓子系があまり好きではないのでおやきや肉まんなどの食事系を中心に買った。)

これで家庭内の平和が保たれることを願うばかりだ。
……いや、もちろんお土産だけで全てが解決するとは思っていない。
思っていないが、ないよりはあったほうがいいだろう。
たぶん。
帰り道に待っていた、もうひとつのうれしい出来事
こうして慌ただしく富士スピードウェイを後にした俺。
帰り道は行きと違い、そこそこクルマが多かった。
当然ながら、思ったようには進まない。
楽しい時間はあっという間に過ぎるのに、帰り道というのはなぜこうも長く感じるのだろうか。
しかも今回は、妻からのLINEという強力な時間制限付きである。
できることなら、もう少しスムーズに帰りたいところだ。
とはいえ、急いだところで渋滞が解消するわけでもない。
ここは焦らず、安全運転で帰るしかない。
そんな帰り道、俺は例によってS2000をオープンにして高速道路を走っていた。
10月の空気を感じながら走るのは、やはり気持ちがいい。
S2000はオープンにして走ってこそ、また違った魅力が味わえるクルマだと思う。
もちろん、季節や気温によっては快適とは言い難いこともある。
だが、それも含めてオープンカーの楽しさではないだろうか。
そんなことを考えながら走っていると、後方から一台のクルマが近づいてきた。
そして、俺を追い越していく。
やや暗みがかってきた夕方で車種がよくわからなかった・・・
しかし、クルマ好きとしては気になる一台である。音も車高も最高にカッコよい。
そして、そのクルマが俺を追い越す際、運転していたお兄さんがこちらに向かって親指を立ててくれた。
グッドサインである。
……おお!
これはうれしい。
見知らぬクルマ好き同士が、走っているクルマを通じてちょっとした挨拶を交わす。
こういう瞬間って、なんだかいいものだ。
俺もすぐさまグッドサインを返した。
返したのだが……
残念ながら、俺のグッドサインはお兄さんには届かなかったようだ。
そりゃそうだ。
相手は追い越していくクルマ。
こちらはオープンのS2000。
お互いに走行中なのだから、タイミングが合わないことだってある。
だが、気持ちは伝わっていたと思いたい。
お兄さん、あなたのクルマも最高だったぞ。
暗くて細かいところまでは見えなかったが、あの雰囲気は実にイカしていた。
そして、走り去っていく姿も格好よかった。
俺のS2000にグッドサインを送ってくれてありがとう。
あなたのグッドサインも、俺にとっては今回の旅の忘れられない思い出になった。
……まあ、こちらからのグッドサインは届いていないのだが。
そこは残念である。
S2000で駆け抜けた3日間。やっぱり、たまには一人旅もいい
こうして、10月9日から11日までの3日間にわたるスーパーフォーミュラ観戦の旅は終わりを迎えた。
今回の旅は、単身での遠征だった。
家族を置いて、自分の趣味を満喫する。
そう聞くと、少々申し訳ない気持ちもある。
もちろん、家族との時間も大切だ。
家族で出かける旅行には、一人旅では味わえない楽しさがある。
しかし、今回のように自分の好きなクルマに乗り、自分の好きな場所へ行き、自分の好きなレースを心ゆくまで楽しむ。
そんな時間も、やはり必要なのだと思う。
山中湖で富士山を眺めたこと。
富士スピードウェイでスーパーフォーミュラを観戦したこと。
そして、帰りの高速道路で見知らぬクルマ好きのお兄さんとグッドサインを交わしたこと。
どれも、今回の旅で得られた大切な思い出だ。
もし家族と一緒に来ていたら、それはそれで楽しかっただろう。
だが、自分のペースで走り、自分の好きなことに時間を使うという意味では、今回の一人旅だからこそ味わえた快感もあったと思う。
家族には申し訳ないが、たまにはこんな旅もいい。
いや、正直に言えば、また行きたい。
そして、次はまた師匠に会いに、レース観戦をしに行こうと思う。
好きなクルマに乗り、好きなレースを観て、最高の時間を過ごす。
そのために日々の仕事を頑張っていると言っても、あながち間違いではないだろう。
ただし、次回は帰宅時間について、もう少し妻と綿密に打ち合わせをしておこうと思う。
お土産も忘れずに。
……いや、そもそも帰宅時間を気にせず楽しめるように、日頃から家庭内の信頼関係を築いておくべきなのかもしれない。
うむ。
なかなか難しい問題である。
とはいえ、今回の3日間は本当に最高だった。
S2000に乗っていてよかった。
クルマが好きでよかった。
そして、こんな旅ができる環境に感謝したい。
またいつか、富士スピードウェイで会おう。
それでは、また!


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